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第31章 開発される身体

　「なら、動いても大丈夫だね」

　「っや！まって、まだ、ダメっんぁぁぁ！！！」

　舞奈が痛みではなく、快感のための反応と解った大河は、舞奈の静止も聞かず腰を激しく動かし始める。

　愛液で溢れたあそこは、ペニスを抜こうとする度、離すのを拒むかのように絡みつき、締め上げる。

　その快感に、大河は一層激しく腰を打ちつけた。

　「ひぁっ！っやぁ！！やっんんんん！！！！」

　既に何度も絶頂を迎え、体中に力など入らない状態だが、大河に突かれる度どんどん快楽が押し寄せ、舞奈は軽く絶頂を迎える。

　「っ・・・」

　千切れそうなほど、きつく絞められ激しい快感に意識を持っていかれそうになり、大河は眉間に皺を寄せるが、それでも腰を動かす事はやめなかった。

　「やぁっ！あぁぁっ！！！ひやぁぁぁぁ」

　幾度となく絶頂を迎えた体は、既にどこからどこまでが自分の体なのか解らなくなる程、快楽以外の感覚が無く、舞奈は自分の体がちゃんと存在しているのを確かめるかの様に、大河の背中に腕を回し、爪を立てきつく抱きしめる。

　触れ合う箇所から伝わる熱と、大河から零れ落ちる汗の感覚が落ちそうになる舞奈の意識をなんとか繋ぎ止めてくれていた。

　大河は、背中に立てられた爪の痛みなど気にならないかの様に、腰を動かし、動くたびに甘く啼く舞奈の口に貪るようにキスをする。

　大河自身、既に限界は近づいていた。

　けれど、舞奈の中の溶けるように絡みつく熱をもっと感じていたく、弾けそうになる快楽をキスと言う行為で誤魔化し、凌いでいた。

　「っやぁぁ・・・またぁきちゃぅぅぅ」

　何度目か解らない絶頂に、舞奈は弱弱しい声を上げる。

　けれど、大河を締め付ける強さは、絶頂を迎える度にきつくなる。