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その瞳に…
第36章 ~モノローグ6~
 「お前がそこまで感情を左右されるなんて、ほんとドップリと舞奈ちゃんにはまってんだなぁ」

 「・・・悪いか」

 「うんにゃ、良い事じゃん。昔のお前からは全然想像出来ないけど。って、久しぶりにお前の昔の口調聞いたな~。懐かしかったわ~」

 こいつは僕にコーヒーを勧めたくせに、飲ませない気なのだろうかと思ってくる。

 「あ、ちなみに舞奈ちゃん、すっごい驚いてたよ。覚えてる?」

 「・・・多少」

 僕の口調に、物凄く目を見開いて驚いていた舞奈の顔が、なんとなく思い出される。

 そりゃ、普段とまったく口調が違っていれば驚きもするだろう。

 多分、そこら辺は舞奈に問い詰められるだろうから、その時は素直に答える事にしよう。

 「まあ、今後はこんな事が無いように、二度とお前とは一緒に酒を飲まない事にするよ」

 「え~!そこは酒控えるじゃない?二度と一緒に飲まないってそれって酷くない?」

 僕の言葉がそれほど不満なのか、成滝はブーブーと文句をたれる。

 「お前とだと飲みすぎるんだよ・・・」

 楽しいから、とは言ってやらない。

 が、僕の考えなんてお見通しの成滝はまたニヤニヤした顔に戻る。

 「ま、程ほどにするのはいーんじゃね。俺はお前の酒乱大好きだけど。こっち戻ってきた時ぶりの酒乱だよな」

 その時の事を僕は思い出し、苦笑する。

 「あの時は、限界きてたんだろうね。っていうか、舞奈には死んでもその時の事は言うなよ」

 「流石に言えませんよ~。酔った勢いで、早百合と3Pしたなんて」

 そう。

 大学卒業してこちらに戻ってすぐ、早百合さんと同棲していた成滝の家で久しぶりの再開に、ハメを外して飲んだ結果、気がつくと二人して早百合さんを犯していた。


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