パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第39章 Christmas

　ツ・・・ととても優しいタッチで大河は太ももを撫でる。

　「っぁ・・・」

　それだけの刺激で、既に全身を敏感にさせた舞奈は、小さな快感に吐息を漏らす。

　「相変わらず、さわり心地の良い肌だね」

　舞奈の肌さわりを楽しむかのように、大河はゆっくりと舞奈の太ももを撫でまわす。

　太ももを撫でながら、足の付け根やお尻にも手を移動し、時折軽く爪で引っかく。

　大河の指の熱が肌に触れるたびくすぐったさも感じる快感に、蜜に濡れた突起の疼きが強くなる。

　そんな大河のもどかしい指の動きに、舞奈はどんどん我慢が出来なくなっていく。

　「ご主人様・・・お願いします・・・ちゃんと、触ってください」

　我慢が出来なくなり、おねだりを舞奈が口にすると、大河はニヤリと唇の端を持ち上げる。

　「ちゃんと触っているよ。この触り方は嫌？」

　その言葉に、舞奈は首をフルフルと横に振る。

　「嫌じゃないです・・・でも・・・」

　「でも、何？言いたい事はちゃんと言いなさい。君の言葉で、はっきりと」

　恥ずかしさに耐え切れなくなっている舞奈を、大河は愉しそうな笑みを浮かべ、更に体に手を這わせる。

　強い刺激は一瞬にして快楽に溺れ理性を飛ばす事が出来る。

　しかし、優しい刺激は快感を与えるが理性を飛ばすまで出来ず、舞奈は今までにない恥ずかしさともどかしい快楽に襲われていた。

　クリスマスのせいなのか、それとも初めて着たメイド服や下着のせいなのか、何度も口にしているおねだりの言葉が、何故か今日は何時も以上に恥ずかしく感じる。

　しかし、それでも舞奈は震える唇を開いた。

　「っ・・・おね、がいします・・・」