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その瞳に…
第12章 誓い
(うわーうわーうわー!!!)

舞奈は部屋の中を見て歩く。

壁に取り付けられた大画面の液晶テレビ、キッチンカウンターに本革のソファー。

お風呂は十人は入れるんじゃないかと思うくらいの広さ。

寝室はキングサイズの天蓋付きベッド。

「先生!凄い!!」

まるで、お姫様になったみたい!と舞奈は子供の様にはしゃいだ。

そんな舞奈優しい瞳で大河は見詰める。

「本当なら、初めての時もここに連れて来たかったんだけれどね。前回はイレギュラーだったから」

大河は、後ろから舞奈を抱き締めながら囁く。

「舞奈、再度確認するよ」

大河の腕にキュッと力が入る。

「僕が任期を終える迄、普通の恋人の様に会ったりしたり、デートしたりはできない。若い君には色々我慢させてしまうが、それでも僕の物になれる?」

背中越しから、大河の少し速い鼓動を感じる。舞奈はクルリと体を反転させ、大河に抱き付く。

「普通の恋愛なんか、興味ありません。先生となら、先生のものでいられるなら、私はそれで良いんです。それに、秘密って、ドキドキしますし…」

舞奈は顔を上げ、大河を見詰めながら、誓いの言葉を口にする。

「先生、大好き。私を先生だけの恋人に、そして先生だけの奴隷にして下さい…」

「可愛い舞奈…これから、僕の事をたっぷりとその心と体に染み込ませてあげるよ」

二人はどちらからともいわず、キスをする。

初めは誓い合うような軽いキス。

一瞬瞳が交じりあった瞬間、お互いに唇を貪りあった。



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