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甘いキスを永遠に
第28章 朝
部屋に戻る途中浴場の前を通った。
「麻実ちゃん、朝も入りたい」
混浴の浴場の暖簾を潜り引き戸を開けたら誰もいなかった。
風呂場も居ない雰囲気だ。
「待って、タオルがないと…」
「俺が持ってきてやる、待ってて」
元哉は部屋に一度戻り私は一人脱衣場で待っていた。
それにしても…元哉は風呂が好きだ。
家でも1日朝夜二回は入るし休みの日は昼間から入る人だ。
元哉は直ぐに戻ってきた。
私達は朝の露天風呂にゆっくり浸かった。
朝は夜とはまるで違う雰囲気だ。