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イマージュ
第6章 オトコ心は唇で

 だが、リツカは俺のイラつきなどおかまいなしに……いや、イラつく俺を見て明らかに楽しそうにしている。

 絶好調って顔だ。

「あんね、あんね」

「うん」

「加山センパイ」

「加山って野球部の?」

「あー知ってるの?」


 知ってるも何も、俺も野球部だっつーの。
 お前さっき言ったじゃねーか。
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