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イマージュ
第6章 オトコ心は唇で
はあ!? 貸し出すって?
俺はお前のモンでもCDでもねーぞ!
「ごめんね、リッちゃん……」
「いいってことよ!」
「ちょっ……」
その瞬間、俺たち三人の視線が交錯し、アイコンタクトという名のものすごい量の情報交信がされた。
(険しい目)リツカ→俺(目を丸く)
(にらむ)俺→リツカ(そらす)
(けげんな)トモちゃん→リツカ(ニカッ)
(横目で)俺→脇宮(気づく)
(微妙な微笑み)脇宮→俺(照れ笑い)
(うなずく)リツカ→トモちゃん(ホッ)
そして、脇宮トモは言った。
「……一週間でお願いします」
マジにレンタルCDだったか、俺。