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イマージュ
第6章 オトコ心は唇で

「……馬鹿じゃねーの」

「だっで、わだぢ馬鹿だもん。ごうでもじないど言えながっだんだぼん」


 リツカの顔が涙でスゴいことになっていた。

 逆パンダの目の周りがぐちょぐちょになって、漫画のキャラが目玉ぐにゃぐにゃにして泣いてるみてーになってる。鼻汁も出てんぞ、お前!


「だからって、こんなドッキリにもなってねえ、頭の悪そーな告白って……」

「いいじゃんドジオも馬鹿なんだがら。わだぢのごど、好ぎでじょぉ?」

 ま、それは認めざるを得ない。
 あ、好きってとこじゃないぞ。
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