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イマージュ
第7章 先輩

 先輩、僕は忘れていません。
 何度でも思い出す、あなたが言った、あの言葉。
 
 あれからどれだけの月日が流れたのか、
 今ではもう数えることもやめてしまったけれど。
 その言葉を幾度胸にしたかも、
 もう憶えてはいないけれど。

 僕は、今でもあの言葉と一緒に生きています。
 それだけが僕に残されたただひとつの先輩の温もりだから。
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