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イマージュ
第11章 そこにいるから

 佳純はひと駅離れた所に一人暮らしで、俺はというと通学に便利な大学のすぐそばのアパートに下宿している。
 お互い行ったり来たりだ。

 そして俺の部屋。
 俺は正座させられていた。
 なんでだよ……。
 
「一回五百円だよ、五百円! 何回までやるつもりだったのよ!」

「や、別に……特には決めて……」

「二回やったら千円なのよ! あんたねー自分のバイトの時給いくらと思ってるのよ!」

「別にカネならあるし」

「……ないだろ!」

「無駄遣いとかしないから、俺」

「してるっつーの! さっきのアレだ、アレ! フリーザ様だ!」

「無駄じゃねーし……」

 生きる為の努力と言って欲しい。

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