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イマージュ
第21章 ~ 貴女と同じぐらいに ~ あとがき
こんにちは!

今度こそ凌辱モノ、と思っていたのに。全く逆方向へ。
でも、まあいいかなと。


書評活動で一作、イマージュと同じショートショート系の短編集を拝読させて頂きました。

長編中篇作品はドラマで緩急をつけて読者をダレさせず飽きさせず最後まで引っ張っていきますが、ショートショートの場合、一作一作の違いで緩急をつけなくてはなりません。

違いを何にするのかというのが作者の、というか編者の腕の見せ所。

色んな作家の作品を集めたアンソロジーなんか、モロにそれだけで勝負みたいな所がありますよね。作者と作品を選べる以上、それをチョイスする奴のセンスが問われるという。

まあ、普通は「既存作品がいくつか貯まりましたね、ちょっとまとめませんか?」みたいにして作るのでしょうから、現在進行形の連載で短編集を形にしていく、というのはかなり離れ業と言えましょう。

順序入れる変えるのも難しいですからね、システム的に。


しかし、書籍と言えば紙、という時代が終わりつつある今。
アンディ・ウォーホールも吃驚の誰でも作家時代へ突入してしまった今。
短編集の作り方というのも変わりつつあるのかもしれません。

なんて、わかる人にしかわからんような書き方をするのは如何なものかと。
韜晦してるわけではないんですけどね。(ほらまたでた!)

これねー、ホント悩むところですよね。
私に限らず皆さん誰もが。

誰にでもわかるような書き方をすればたくさんの人に楽しんでもらえる。
でもそれでは表現できることって限られちゃう。
使えるレトリックどころか単語まで限定されちゃう。遊べない。

書くことそのものが目的の人は「ついて来れる人だけついてきて」むしろ「ついてこなくても全然おけ」で済むんだけど、読んでもらうことも書くこと以上に大事って目的の人には悩みのタネですよねえ。

書くことの楽しみを少しだけあきらめればいいんでしょうけど、それはそれでそんなパワーセーブして作品に魅力でるのか? とも。いや、やれる人がプロか。

たくさんの人に読んでもらうのか、それとも、それはあきらめて範囲限定なんだけどその分わかる人にだけ面白がってもらえる作品にするのか。

どちらが上とかではなくて、今、自分が書いてるものはどっちにするべきか?
それがちゃんと自分で決めれる人でなければいけないということでしょう。
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