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イマージュ
第2章 おちんちんみせて

 彼女と同じ高校に入らなくてはならない。

 だから、俺は必死で頑張った。

 前世では彼女のことはあきらめていた。
 佐伯美沙はそれぐらい高嶺の花だった。

 あ、でも、そういえば、俺、一度だけ佐伯美沙に告白しようとしたことはあったか。でもあれは記念受験的なというか、なんというか。

 とにかく今世ほどアグレッシブで明確な目的意識に支えられたものではなかった。 

 今の俺に比べたら、あのときの俺はヘタレだ。っていうか屁だ。
 結果も悲惨だったしな。
 応援してくれた奴に申し訳ないぐらいに。

 まあ、察してくれ。
 いいけどな、努力もせずに勇気だけ出したって結果なんかついてこないのさ。

 アレ、俺、今、なんか良いこと言ったぽくね?


 それと、彼女が誰かイイ男と付き合っていたわけでもない。

 そんな噂もなければ事実もなかった。断じて。

 多分、皆が皆、同じように思っていたんだと思う。
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