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イマージュ
第3章 目隠し

 そんなで中学の間は口もきかないし、お互い興味を持たないようにしていた。


 同じ高校に進学したというのも、入学してから初めて知ったぐらいだった。

 友達に誘われて男子バスケ部を見に行ったら、そこにタツヤがいて驚いた。ちょっと、カッコ良くなってた。

 タツヤは汗いっぱいになって練習に一生懸命だったけれど、一回だけ私と目が合った。

 なんかね、そのときに私の心の中に、やっぱりタツヤは私の大切な一部なんだっていう気持ちが芽生えたんです。

 ああ、芽生えたっていうより、「気づいた」っていうほうが正しいのかな。



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