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イマージュ
第4章 アルジャーノンを花束に

 退社後、いつも通り研究室へ。

 須藤先生は発表会とのこと。
 モルモットは今回必要なく、一人で出席だそうだ。検診は新米先生が担当。

 そして、先生と一緒にアルジャーノンの様子を見た。

 アルジャーノンは先生と私の前で元気な姿を見せてくれた。

 少し遊んでやると喜んではしゃぎ回る。
 元気すぎて逆にそれが気になるほどで、俺の心配は杞憂だった。
 必死な電話をしてしまったことを思い出し、恥ずかしくなる。

 照れ隠しに「きっと彼、須藤先生より、新米先生のほうが好きなんですよ」と冗談を言ったら、「私なんか……」と、顔を赤くしていた。


 新米先生は謙虚な人だ。

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