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want to be ...【短編集】
第2章 ペアルック






それでも、やめてやらない。


俺の唾液で上半身がぬるぬるになった杏奈の身体を抱き起こし片手で抱いて、尚も執拗に胸を愛撫する。


「やっあ…!ねっもぉやだ、イっちゃう、
イっ…!ん、はぁあ…っ!」


びくん、びくん、びくん…と身体を震わせ、荒い息を吐いて俺の髪を掴む杏奈。


かなり敏感になってる杏奈の綺麗な肌は赤みを帯びて熱い。


顔を見ると…すっげぇ感じてて、エロい…


真っ赤で涙目で、眉を切なげにひそめて、…もう。


「んんっ…ふ、はっ…、ん…」


めちゃくちゃにしてやりてぇわ…


舌を絡めながら杏奈の身体をベッドに押し倒し、深く優しく絡める。


時折呼吸させてやる為に唇を離すが、決してキスをやめてやらない。


何度もイって、イきすぎて身体が敏感になってる杏奈。


「…も、無理…」


ん?


言ったじゃん?


激しく優しく愛する、って。


そっと下着越しに秘部に触れてみると…それはそれはもう。


シミどころじゃなかった…洪水状態。


「もうイヤ…」


「…ほんとにイヤって思ってる?」


力なく首を振る杏奈。


「どっちか分かんねぇな…
天邪鬼な杏奈ちゃんには、お仕置きかな?」


「…っぇ」


「イき狂わせてやる」


「…え!?も…ほんと無理なの!…あっ、だめ…!」


「そんな可愛い声でだめ、って言われても。
ほんとにだめなら、もっと抵抗しな?」


「っ…」


出来ないって、分かってるくせに…


今日の蒼汰は、すっごく意地悪だ。


「…ほら見ろ。濡らしすぎ…」


「んんっ…」


下着を脱がされると、粘着液のような愛液が下着に触れてた部分と秘部を繋いだのが分かって、羞恥で涙が溢れる。


「…っう、うぅん…」


止めどない秘部からの愛液に両足を擦り寄せて、泣き顔を見られたくなくてシーツをぎゅっと掴んで目に押し当てる。


「っ…、可愛すぎだから杏奈…」


執拗に愛撫された事によって身体を纏う、ねっとりとした、それでも心地よい快楽。


それに伴い、嗚咽にも喘ぎ声が混ざってしまう。


身体は勝手に捩っちゃうし、足は更なる快楽を求めて擦り寄せちゃうし…


あたし、淫乱、だ…


それに、ドMかもしれない…


もっともっと、蒼汰を感じたいよ…


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