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溺れる恋は藁をも掴む
第5章 女心
「まずは、華の身体でイケたんなら、
今までの悩みは解決よね。
一歩前進」

香澄はガトーショコラにフォークを入れながら、笑顔で言う。

アキと再び出会う前に、
失恋した時も、
香澄に泣きつき、
居酒屋で報われない思いを聞いて貰ってる。
会うのはそれ以来。

恋をして辛い事があると、
ついつい香澄を頼ってしまう。
香澄は私にとって、
信用出来る大事な友達であり、
心の拠り所でもあった。



「それはね‥‥
嬉しかったの。
それに‥‥相手がアキだから余計」

もう、こうなったら本音‼︎
本音で話して、
香澄に、このせつない胸の内を聞いて貰う覚悟。


「確かに嬉しいよね。
好きだった男に再会。
そして、ドラマチックな展開。
失恋した心を癒すのは、
やっぱり男よねー」

「でもさ、私が連絡しなかったら、
あっさり終わる関係でもあるよね?」

「まぁね。
向こうは恋愛感情なしって、
最初から言ってるんだし、
それ以上を求めるのは、華の努力次第だよ」

「アキとこんな関係になって、
嬉しいけど、苦しくなるのが目に見えていて、
このまま、あの夜の思い出を大事にした方が、
楽なんじゃないかな?って思ったりもする」

私は、言っている事の気恥ずかしさで、
喉が渇き、目の前のアイスコーヒーを飲む。
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