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近づきたい
第11章 それぞれの日
渡部君は私が別れたことを知ってるみたい。誰にも言ってないけど…気づかれちゃったみたい。

「オレさ、瑞穂ちゃんの近くにいるよ。だから、少しずつでいいから、オレのこと考えてみて。」

いつも軽い感じの渡部君だけど、今日は私に真っ直ぐな目を向けてくれてる。ちょっとだけ心が暖かかった。

「…うん。わかった。」

「良かったぁ!じゃあ、またね~。」

私に思いっきり笑いかけて、渡部君は私の前からかけて行った。

渡部君のこと嫌いじゃないけど、友達以上に見れる自信はなかった。でも、今はこの心の温かさに少し甘えたかった。


……月日が経つのは早い。あっという間に大学4年生の夏を迎えていた。

渡部君とは結局、友達のままだった。渡部君に彼女が出来ても、私に彼氏が出来ることはなかった。

私の中でよし先輩以上に好きになれる人はいなかった。

未練がましいけど、たまによし先輩に『元気にしてる?』とか『元気だよ』と近況報告のメールをしていた。

よし先輩からは何回かに1回返信がきた。それだけで良かった。

そして私はこの夏、地元への就職を決めた。またよし先輩と同じ街に住むことになる。

よし先輩、元気かな?結婚したとは聞いてないけど…彼女出来たかな?

あれから一度も会っていないよし先輩を私は今も心から想ってる。
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