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大きな瞳に映るのは
第22章 彼の思考回路



「 はい、」


少し戸惑いながらも
いつも通りを演じてみる。


≪ … 金曜 。≫


電話越しに聞こえるその声と言葉に
心臓がドクリと震えた。
金曜 …― それは私たちの関係を作った曜日。


≪ 何食いたいー? ≫

「 … は? 」


いつもの調子で
よくわからないことを言い出す遙。


≪ だからー… ≫

「 どういうこ …

≪ 金曜、何食いたいか聞いてんの! ≫


「 … へ? 」


全く理解が出来なかった。
あの日の様に一緒にご飯に行こうという誘いなのか。

そしてこの間聞いた彼の言葉を思い出す。


―… 今週も。なしでいいから …―


確かにその週の金曜は遙との予定はなかった。

だからといってもしかしたら夜の話じゃないかもしれない。



「 … それっていつの …


≪ 金曜の夜に決まってんじゃん!
  何食いたいか考えといて。 ≫


「 え … でも …


≪ … 来ないの? ≫



プツッ



遙の言葉が発せられた直後
電話は切られた。

やっぱりいつも自分勝手な奴だと
少し腹立たしくなる。

けれど。


今週の金曜日、遙は確実に


私の事を誘った。


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