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大きな瞳に映るのは
第22章 彼の思考回路



全ての授業が終わり
生徒が一斉に下校を始める。

私もその中のひとり。

けれど、いつもより
ゆっくり、帰る支度をする。

ゆっくり。ゆっくり。


『 キノちゃん。またねー! 』

そんな風にクラスメイトは足早に。

でも私はゆっくり。


教室の窓から校門を見下ろす。

遙の姿は、まだない。



( … どうしよう )


正直迷っていた。

奏先輩と付き合っている私
麗先輩と付き合っている遙

そんな二人が、二人だけで居ていいの?と。


でも。


でもきっとこれは
誰にも止められない。


遙の気持ちはわからない。

けれど自分自身の気持ち。

私は彼との時間を過ごしたい。


とりあえずは
奏先輩とのことを
遙に伝えなくちゃ。と。



ふぅ。と深呼吸をひとつして
鞄を手に取り、教室を出た。



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