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大きな瞳に映るのは
第22章 彼の思考回路



ゆっくりと重なった唇が離れる。

遙と視線が絡み合う。
大きな瞳と。


『 なんか話したいこと。あるんでしょ 』


少し距離を離す遙。


「 なんで …

『 大抵の事、わかるよ 』


何でわかるの、私が言おうとした言葉。
考えていた事。

なんで。



『 今日予定無いなら校門で待ってるから 』


少しだけ悲しそうな表情をしたのが
私にも見て取れた。


「 ん、じゃあ放課後校門で …

『 おいしかったよ。 』


再び私の言葉を遮る遙。
おいしかったと、自分の唇を指差す。

さっきの口づけを思い出して
一気に身体中が熱くなる。


「 飴。ありが…

『 じゃ! 』


再び私の言葉を遮った遙は
ニコリと微笑むと
足早に視聴覚室から出て行ってしまった。



唇に残る遙の感覚

飴玉の甘い味


複雑な気持ちが入り乱れる中で
私は確実に


遙に惹かれていた



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