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大きな瞳に映るのは
第9章 自由奔放



夕先輩の番号なら登録済みな筈なのに
なんで知らない番号なんだろう…?


≪ 木下 、音夢? ≫


電話の向こうで声が変わった。


「 あの… どちら様ですか? 」


≪ はー? 俺の声もわかんないの? ≫


わかるか、ボケ。
なんて言ってしまいそうになる。
でもどことなくこのトーンは…

聞いたことがある。


≪ 一之瀬 遙 ≫


「 あっ… 遙先輩! 」


まさかの相手に心臓がドクンと波打つ。


≪ 今日生徒会ないでしょ、教務室来て ≫


プチッ …


( はい …? )



自分の言いたいことだけ言い放って
電話が切れた。


なんて自己中心的なひとなんだ!


ドキリとした心臓に
少しだけ申し訳なくなる。

むすっとしながら咲と香奈のもとへ戻る。



『 遙先輩ってあの2年のイケメン~? 』 


聞こえていたのか香奈が言ってくる。


「 あー、そう、
  なんか呼び出し食らっちゃった… 」
 
『 や~いいじゃん!
  イケメン君に呼び出しなんて~ 』

「 いや、生徒会のことだと思うよ… 」

『 なんだ~ そっちかぁ 』


からかうネタがなくなったと
肩を落とす香奈。
まあ嫌なからかいではないので
別にかまわない。


それよりなにより
遙先輩の意外な態度に
少し不満を感じていた。



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