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大きな瞳に映るのは
第9章 自由奔放



ギシ … ガタ


彼は立ち上がってぎっしり詰まった譜面たちに目を向ける。


『 とりあえず、敬語やめて 』

「 え … でも、先輩ですし … 」

『 その先輩ってのもいらない 』


なんて無茶なことを言い出すんだこの人は!
仮にも、生徒会の一員なのに!


「 じゃ、じゃあ、一之瀬君 … ですか? 」

『 だから敬語いらないっつってんじゃん 』

「 い … 一之瀬君 … 」



『 ハル、って呼んで 』


ハル 、その呼び方は確か彼女さんしかしていなかった筈だ。


「 え … でも …

『 俺がハルって呼んでほしいから言ってんの 』



「 は … ハル 。 」



いきなり人のことを名前で呼ぶのは照れ臭い。
ましてや年上の先輩だ。



『 よろしい 』



ニコーッ と満足げにこちらを見ながら微笑む。

彼は表情豊かだ。
その笑顔は少年のようで可愛らしかった。


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