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第5章 グローバルな欲望

「……このままじゃぁ…ヤバイよね〜」



姉も、自分の英語の成績はヤバイと思っているのか…

大好きな唐揚げを食べるスピードもやや…遅めになっている…



流石に…小学五年のユキも英語の授業はあるが…



姉の様にテストが悪いからと言って…深刻になる必要はまだ…ないのである…



だが…数年後の自分も…姉と同じ道をたどると思うと…


ざまぁみろ！と…笑えない…




「―――…中学の英語って…難しいの？」



ユキは…味噌汁をテーブルに置くと母に探りを入れてみる



「ん〜〜〜…“英語が楽しい”って思えば…難しくはないと思うんだけどね…」



「そんなもんなの？」



「勉強って―――…そんなもんよ」





母の深い言葉も…ユキにはピンと来ない…




その横で、父と姉が深いため息をしていた―――…