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手探りな絶望
第6章 溺愛
それから俺は
彼女を助手席に乗せて
車を走らせた


もちろん

ガラケーのことや
ここぞという時に
電話をかける
彼女の行動や

知りあって間もない
男(俺)の部屋に
来ることを選択したことは
多少気にはなったけど


今こうして
2人で俺の部屋に
向かっていることが
うれしくて

俺の部屋に来る
ということは

ほぼほぼ
ミッション成功じゃないかと
勝手に喜んだりして



要するに



不安材料を
気にするよりも


冬実って
呼べる未来が
すぐそこに
あるような気がして




俺は

うかれていた
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