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手探りな絶望
第7章 献身
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その日
俺は軽い残業をこなして
帰宅していた
明日は冬実と
出かけることになってて
夜も多分…遅くまで一緒
俺は
今朝の食べ残しの
パンを口に押し込みながら
トレーニングウェアに
袖を通した
ちょっと
走って来るか
明日は運動できなさそーだし。
ちょっと運動不足の俺は
軽いジョギングに
出かけることにした
なんとなく
気の向く方向へと
足を運ばせながら
片耳に
イヤホンを差し込み
5分ほど歩いたあと
走り出す
爽快な気分で
調子良く走る
俺の足は
勝手に
冬実のアパートへと
向かっていた
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