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手探りな絶望
第7章 献身
「冬実」


「ん?」


時々
敬語がなくなるように
なってきたことが
何よりうれしかったりする



「明日はなんかあんの?
お母さんの面会とかいく?」



明日予定がないなら
夜は一緒にいられるよな?



「あ・・
ううん

面会は行かないの・・」



少し
声の小さくなった
冬実の顔から笑顔がきえた

ふと
あのセリフが脳裏に浮かぶ


明日・・
・・ひどい人・・
できなかったら・・
・・すみません・・・



今日
誰かと会う予定なんだろうか


俺が
冬実を放さなければ
冬実は
ひどい人と
会わなくても
すむんだろうか


でも


何かが
できなかったら

母親に
叱られるんだろうか・・




「周平さん」



「あ、ん?ん、なに?」



「面会は・・」



「うん」



「面会は
頻繁に行けないんです

体調のいいときしか・・」






「うん、わかった

じゃあ・・



今日
ゆっくりできる?」









ゆっくり
で・き・る
とか

なんてこと
言ってんだよ


ゆっくり
していけよって
言いたかったのに



俺は

まるで
ヤれる
みたいなこと

言ってしまっていた
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