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手探りな絶望
第7章 献身


冬実は
狭い台所で

俺に
目玉焼きののった
ハンバーグと

得意だと言う
大根の煮物を作ってくれた


と、いうのも


俺の部屋には
フライパンひとつと鍋ひとつ
それから
久々に見た
まな板と包丁しかなかったからだ


冬実は
本当に料理が
上手く
俺は美味しいを連呼した


酒はほどほどにしていた


長い夜に
なりそうだったからだ

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