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手探りな絶望
第9章 衝撃


冬実の部屋の前に
座り
俺はドアに
もたれかかって
空を見上げた


こんな
切ない日に限って

空は晴れ渡り



俺は

しばらくぶりに
あの日のことを
思い出した



あの日も

こんな風に
空が青く


千夏も
そんな空を見ていたんだ




卑劣な…F・S…か…




あの日

千夏は
大丈夫と言った




冬実は





大丈夫なんだろうか





冬実は


っ…


冬実に俺は


っうっ…









騙されたのかな…




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