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手探りな絶望
第3章 接近
すると
佐々木さんは
急に顔を上げ

驚いた顔で
俺を見つめた


「私が……悪いのに…」



その瞳には
いっぱいの涙が
溜まっていて



「悪いのは
佐々木さんじゃなくて
ストーカーだろ?」


その涙は

俺の言葉が終わると同時に
佐々木さんの頬をつたった




俺は今



どんな顔してる?



俺は
あの時



どんな顔してた?




15年前も



同じ顔をしていたんだろうか…




「忘れよーぜ

な?
そんなヤなことはさ



そんな
簡単に


忘れらんないだろうけどさ…」





俺も

忘れらんねーから…。






それから
しばらくして

俺たちは
店を出ることにした




このまま
帰るのは
なんとなく嫌だったけど




俺は
なんとなく
佐々木さんの
連絡先を
聞けないままだった
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