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サイドストーリー4
第5章 数学のセンセイ
中3の夏休み前。
授業が終わった塾の教室で隣の中学の女子とキスしていたのを講師に見られた。
受験生なんだぞ。と散々説教され
そんな態度じゃ夏期講習を受けても無駄だなと言われたことにカチンときた。
ムッとした顔をしていたら反省が足りないと退塾させられた。
別にキスしていた女子は好きではなかったから
会えなくなることに不都合なんかなくて
何回もメールや着信があったけど、めんどくさくてすべて無視した。
勉強もせずにごろごろしていたら、姉貴が大学の友達をカテキョとして連れてきた。
反抗するのもめんどくさくてフツーに授業を受けていた。
「智樹君。キスしてるのが塾の先生に見つかったんだって?」
飯田センセイがウチに来るようになって3回目ぐらいの時にそう聞かれた。
「まーねー。しくったよ」
「・・・・」
「はい。できたよ」
出された問題を解いて渡すと回答を見て一言
「出来るじゃない」
といった。
「出来るよ?俺別に落ちこぼれじゃないよ。姉貴だって分かってるはずだよ。
飯田センセイだってそう聞いてるんでしょ?ただ受験生だから夏休みを
それなりに過ごせってことだろ?」
「なんで・・・なんで塾の教室でキスしたの?」
「は?場所なんか関係ある?」
「え?」
「したいからしただけ」
「・・・・」
授業が終わった塾の教室で隣の中学の女子とキスしていたのを講師に見られた。
受験生なんだぞ。と散々説教され
そんな態度じゃ夏期講習を受けても無駄だなと言われたことにカチンときた。
ムッとした顔をしていたら反省が足りないと退塾させられた。
別にキスしていた女子は好きではなかったから
会えなくなることに不都合なんかなくて
何回もメールや着信があったけど、めんどくさくてすべて無視した。
勉強もせずにごろごろしていたら、姉貴が大学の友達をカテキョとして連れてきた。
反抗するのもめんどくさくてフツーに授業を受けていた。
「智樹君。キスしてるのが塾の先生に見つかったんだって?」
飯田センセイがウチに来るようになって3回目ぐらいの時にそう聞かれた。
「まーねー。しくったよ」
「・・・・」
「はい。できたよ」
出された問題を解いて渡すと回答を見て一言
「出来るじゃない」
といった。
「出来るよ?俺別に落ちこぼれじゃないよ。姉貴だって分かってるはずだよ。
飯田センセイだってそう聞いてるんでしょ?ただ受験生だから夏休みを
それなりに過ごせってことだろ?」
「なんで・・・なんで塾の教室でキスしたの?」
「は?場所なんか関係ある?」
「え?」
「したいからしただけ」
「・・・・」