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サイドストーリー4
第7章 運命という名の恋
火曜日。昨日居酒屋で色々騒ぎを起こして
皆さんに謝りたいと由紀がいうので、
仕事帰りに待ち合わせして二人で居酒屋に行くと
いつもより多い人数が座敷にひしめいていた。

なんだ。何かあるのか?

そう思っている俺の横で座敷の入り口で由紀が
「昨日はお騒がせしてすみませんでした」
と謝ると、
みんながニヤニヤしてこっちを見ていた。

な・・・なに?

「あれは鎌田さんが悪い。で、昨日のことを詳しく教えてよ」
そう、野口さんが由紀に笑いかけた。
由紀は秘書課の営業スマイルを残しつつ、俺のYシャツをつまんで
分からないぐらい微妙に俺の後ろに隠れた。

「あ、男のみなさんになんですが・・・
由紀は男性が苦手なので、急に触ったりしないでください」

俺はまじめに言ったつもりなのに・・・

「へぇ~・・・」
と山田さんが笑った。
「でも、柳下のことは平気なんだ?」
「え・・・あぁ。はい。そうみたいです」

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