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サイドストーリー4
第9章 横浜ホールディング
横浜の花火大会の日に、由香里を誘ったら
「ごめん。会社で花火を見ながら納涼会なのよ!」と断られた。

花火大会は横浜HDのビルからも見えるのでその日は屋上が解放される。
ほとんどがさっさと仕事を切り上げて
屋上へ花火を見に行った。

俺も同じように仕事を早めに切り上げて
一人でご飯を食べに行ったけど、臨時休業だった。
マスターも花火を見に行ったんだな・・・

しかたなく、コンビニ弁当を買って家に帰り
後30分ほどで花火が始まるか。って頃に
ピンポーンとチャイムが鳴った。

「だれ?」

モニターを見たら篠塚で、どうやら奴も彼女に振られたらしい。

久しぶりに同期で宅飲みするか。
と鍵を開けたら・・・・

篠塚の後ろから、ぞろぞろと女性が一緒に入ってきた。
「え・・・っと。篠塚?」

「悪い。女性に、花火が見える納涼会の相談をされたんだけど
さすがに今日の今日は無理!
いつもの居酒屋も一杯だったしな」

だろうな・・・

「で、この部屋を思い出したんだよ」

マジか・・・

「ここから花火は一望だろ?」

・・・・・

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