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サイドストーリー4
第10章 出逢いは必然に
夏休み、今年は二人で休みを合わせてどこかへ遠出しよう。と
かなり前から話していた。
大川さんは自由業みたいなもんだし
私の会社は好きな時に取るので、休みを合わせるなんて
簡単だと思っていた。
なのに!
なんでこんなにスケジュールが合わないの?
はじめは1週間取れたらどこに行く?海外?
なんて話してて、そんなことが無理だとすぐに思い知った。
二人で、それぞれの手帳を穴が開くほど眺めて
日にちをどんどん挙げていくけど・・・
3日合わせることさえできないなんて!
無理やり。本当に無理やり合わせた3日で、沖縄に行くことにした。
なのに!
「ごめんなさい」
私は帰るなり、台所で夕飯を作っている大川さんに謝った。
「ん?」
「本当にごめんなさい!沖縄に行く日、どうしても休めなくなっちゃった・・・」
今日1日、どうにか出来ないかと頑張ったけど無理だった。
「そっか」
大川さんは一瞬、ものすごく残念そうな顔をしたけどすぐに笑って
「しょうがない。またチャンスはあるさ」
と私の髪をクシャっとした。
「じゃぁ、俺も無理してその日に取ったけど、ほかの日にするよ」
と、笑ってくれた。
その夜、大川さんはいつまでも仕事をしていて
ああ、忙しいのに無理に私に休みを合わせてくれたんだな。
そう思ったら本当に申し訳なくて。
ベッドの中で何度もため息をついた。
かなり前から話していた。
大川さんは自由業みたいなもんだし
私の会社は好きな時に取るので、休みを合わせるなんて
簡単だと思っていた。
なのに!
なんでこんなにスケジュールが合わないの?
はじめは1週間取れたらどこに行く?海外?
なんて話してて、そんなことが無理だとすぐに思い知った。
二人で、それぞれの手帳を穴が開くほど眺めて
日にちをどんどん挙げていくけど・・・
3日合わせることさえできないなんて!
無理やり。本当に無理やり合わせた3日で、沖縄に行くことにした。
なのに!
「ごめんなさい」
私は帰るなり、台所で夕飯を作っている大川さんに謝った。
「ん?」
「本当にごめんなさい!沖縄に行く日、どうしても休めなくなっちゃった・・・」
今日1日、どうにか出来ないかと頑張ったけど無理だった。
「そっか」
大川さんは一瞬、ものすごく残念そうな顔をしたけどすぐに笑って
「しょうがない。またチャンスはあるさ」
と私の髪をクシャっとした。
「じゃぁ、俺も無理してその日に取ったけど、ほかの日にするよ」
と、笑ってくれた。
その夜、大川さんはいつまでも仕事をしていて
ああ、忙しいのに無理に私に休みを合わせてくれたんだな。
そう思ったら本当に申し訳なくて。
ベッドの中で何度もため息をついた。