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サイドストーリー4
第11章 横浜ホールディング②
8月。横浜の花火大会の日に屋上が開放されることになった。
ウチの会社の屋上からは絶景のロケーションだ。
今年初めてのその試みは
発表されるとすぐに話題になった。
だから、秘書課からお呼びがかかった時も不思議じゃなかった。
「ごめんなさいね。柳下くん。
お花見だけでも大変なのに、花火大会の飲み物担当もしてもらっちゃって」
お花見のようにお弁当まで出さなくても
参加者には、ビールかジュース1本と、簡単なお菓子を渡すらしい。
それを手配する役を仰せつかった。
たぶん・・・
これから毎年恒例になったら、これも俺の役目になるんだろうな。
そんな風に思いながら、苦笑いして、武田さんからお願いを受けた。
参加の予定数は各部署でまとめてもらって
その分より若干多く注文し、6時前には仕事を切り上げて
屋上へ向かった。
7時からの花火で屋上の立ち入りは6時半から可能だ。
分別のゴミ袋を用意して、
飲み物が冷えているかを確認しているうちに秘書課が来た。
「柳下くんありがとう」
「今日はお弁当も出さないのでお花見と違って、来た人にドンドン飲み物とお菓子を渡すだけです」
「はい」
そうしているうちに経管の野口さんと総務の谷城さんが来た。
二人は、「あれ?1番乗り?」といいながらベストポジションを陣取った。
続いて山田さんと経理の新田さんが来て、野口さん達の隣にいく。
楠さんは奥さんも連れてきてそこに合流した。
あの同期は本当に仲がいい。
しかし、経管はこんな時ばかり早い。
ウチの会社の屋上からは絶景のロケーションだ。
今年初めてのその試みは
発表されるとすぐに話題になった。
だから、秘書課からお呼びがかかった時も不思議じゃなかった。
「ごめんなさいね。柳下くん。
お花見だけでも大変なのに、花火大会の飲み物担当もしてもらっちゃって」
お花見のようにお弁当まで出さなくても
参加者には、ビールかジュース1本と、簡単なお菓子を渡すらしい。
それを手配する役を仰せつかった。
たぶん・・・
これから毎年恒例になったら、これも俺の役目になるんだろうな。
そんな風に思いながら、苦笑いして、武田さんからお願いを受けた。
参加の予定数は各部署でまとめてもらって
その分より若干多く注文し、6時前には仕事を切り上げて
屋上へ向かった。
7時からの花火で屋上の立ち入りは6時半から可能だ。
分別のゴミ袋を用意して、
飲み物が冷えているかを確認しているうちに秘書課が来た。
「柳下くんありがとう」
「今日はお弁当も出さないのでお花見と違って、来た人にドンドン飲み物とお菓子を渡すだけです」
「はい」
そうしているうちに経管の野口さんと総務の谷城さんが来た。
二人は、「あれ?1番乗り?」といいながらベストポジションを陣取った。
続いて山田さんと経理の新田さんが来て、野口さん達の隣にいく。
楠さんは奥さんも連れてきてそこに合流した。
あの同期は本当に仲がいい。
しかし、経管はこんな時ばかり早い。