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サイドストーリー4
第13章 夢を見るころ②
本当にむかついたけど、なんかさっきのワクワク感は一気に沈んだ。
それでも「今は忙しい」と聞いたから、デートしよう、とも言いだせない。
篠塚さんは私から電話があれば
明日終電になったとしても、今日私と会うだろう。

はぁ・・・
小さいため息を1つついて
お弁当を買って篠塚さんのマンションに行った。
会えなくてもしょうがないと思った。

テレビを見ながら、お弁当を食べていたら
汗をかきながら、ネクタイを緩めて帰ってきた。

「夢、いる?」
「あれ?おかえり。今忙しいんじゃないの?」
「楠がさっき部に来て夢から電話があったって言いに来た」
「え・・・・」
「俺に直接電話すればいいのに」
「うん・・・びっくりさせようと思ったの」
「そっか。十分びっくりした」

嬉しそうに笑いながら言うけど。
時計を見たらまだ8時で。
こんな時間に帰ってこれるはずがない。

「忙しいときにごめんね」
「いや。例え明日終電になったとしても、今日夢と会う方を選ぶよ。
来てくれてありがとう」

ギュッと抱きしめられたその汗の匂いに
ああ、走ってきたんだな。と思ったら愛しさがこみ上げてきた。

「篠塚さん大好き」
「俺も」

「ご飯はお弁当だから、食中毒は起こさないよ」

そう言った私の言葉に篠塚さんは大笑いした。



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