パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 横浜ホールディング③

同期の仲のいい奴らの中で
ずっと彼女が出来なかった、柳下に彼女が出来た。

飲むたびに「運命の彼女」のフレーズがうざい。

清水も彼女と上手くいっているようだし
別に旨い酒が飲めれば「運命の彼女」発言は我慢するか・・・
なんて思いながら、清水と苦笑いしながら
柳下と三人で飲んでいたら

「そう言えば、宇野の彼女ってどんな人？」
と柳下が聞いてきた。
「え？」

「ほら。学生時代から付き合ってるんだろ？」
「そう言えば俺らに会わせないよな」

「志保は、男には絶対に会わせないの！」
「はぁ？」
「何それ」

「結婚して、志保が100％俺のになったら会わせてやる！」
「・・・・」
「すげ・・・そんなに好きなの？どんな出会いだったかだけでも聞かせろ」

「志保とは、大学の洋画サークルで出会ったんだ」
「へぇ」
「異次元を信じるって言うのが話のきっかけ」
「はぁ？」
「え？宇野ってそーゆーの信じる奴だっけ？」