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サイドストーリー4
第15章 キスマーク
久しぶりに営業とやり合った。

一緒に練り上げてきた広告を、土壇場で変えろと言いだした。
こっちがこれが最高だと思っているものを
いい加減な気持ちで変えられないと突っぱねると
そのモノを熟知して売るのは営業だとぬかしやがった。

納得できないせめぎあいの中で広報がかなりの譲歩で何とか収まった。

むしゃくしゃした気分で、優衣に電話すれば
「ごめん。今からセミナーに入っちゃう」
と話を聞いてくれなそうで
「ちょっと待て。今日会いたいんだけど」
それだけやっとのことで言えば
「あ。今日、そっちの居酒屋に行く予定だから。時間だわ。じゃぁね」
と、電話を切られた。

こっちの居酒屋に行く予定?

聞いてねーぞ!

なんだか腑に落ちない電話で、さらに機嫌が悪くなって
帰り間際にまた営業に呼ばれた。
更に変更箇所を言われて、、もう今日は何をやっても駄目だ。と珍しく弱気になった。

あまりにも疲れた。

明日の土曜日にやろうと思っていた仕事を
思い切って月曜日に回す手はずをして、
土日はゆっくり休もうと思い立った。

おかげで会社を出るのが遅くなって居酒屋に行くのが遅くなった。

自分でどうにもできないイライラの中で
店のドアを開ければ
優衣が柳下と笑っていた・・・・

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