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サイドストーリー4
第19章 9歳差のジレンマ
「うわ~。晴菜ちゃんがお酒が飲める年になったなんてなんか感激」

高校時代からの友人で教師をしている雄二と飲みに行くのに
晴菜が一緒に行きたいと付いてきた。

この二人は何かと仲が良い。

「雄二君、変なの。私だってもう21だよ」
酒の入ったコップを持ってクスクス笑う晴菜に少し嫌な気分になる。

「俺たちが30だもんなぁ~・・・でも30と言えば男は1番いい年頃だぜ?晴菜ちゃん純の事、心配だろ?」
「え?」
「コイツ、意外とモテるからな」
「!!そうなの!心配!」
「分かる分かる。高校も大学も、なんでか必ず女がいる奴っているよな」
「え?純にぃ、モテてた?」
「そりゃぁ、もう」
「そっか~・・・」

何いってんだ。

「でもコイツ、ロリコンだから。安心しな」
「え!」
「高校時代から絶対小学生だった晴菜ちゃんの事好きだよ」
「え!ほんと?」

「うん。彼女より晴菜ちゃん優先だったもん。
よくそれで彼女に怒られてた♪」
「純にぃ、ほんと~?」

彼女より晴菜が優先だったけど、ロリコンという訳じゃないぞ!

「あ。でも、私大学生になったから純にぃの枠から外れちゃうのかな?」
「ん~?どれどれ?」

と、雄二は身体を反らして晴菜の全身を眺めた。

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