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サイドストーリー4
第23章 カウントダウン
ダブルベッドに入って目を閉じて
楽しいことを考えようと、数日前に会った佐藤と佐藤の彼女を思い浮かべる。
幸せになってほしいな。
そう感じて幸せな気分になって、それが目をつぶった表情に表れていたんだと思う。
「楽しそうだね」
開けておいた寝室のドアにもたれかかって
洗った髪をタオルで拭きながら蒼が言った。
「出たの?」
「ああ」
「出張中に佐藤から電話があった」
「へ~?」
「例の吉見ちゃんときちんと付き合うらしい」
「うん」
「里香に会ったって言ってた」
「蒼と新横浜で別れた後、桜木町で映画でも見ようと思って。
駅前で佐藤と彼女に会ったのよ」
「うん。そう言ってた」
そこで、蒼が一呼吸置いた。
「もう、里香のことはきっちり吹っ切れたから心配するなって言ってた」
「・・・・」
楽しいことを考えようと、数日前に会った佐藤と佐藤の彼女を思い浮かべる。
幸せになってほしいな。
そう感じて幸せな気分になって、それが目をつぶった表情に表れていたんだと思う。
「楽しそうだね」
開けておいた寝室のドアにもたれかかって
洗った髪をタオルで拭きながら蒼が言った。
「出たの?」
「ああ」
「出張中に佐藤から電話があった」
「へ~?」
「例の吉見ちゃんときちんと付き合うらしい」
「うん」
「里香に会ったって言ってた」
「蒼と新横浜で別れた後、桜木町で映画でも見ようと思って。
駅前で佐藤と彼女に会ったのよ」
「うん。そう言ってた」
そこで、蒼が一呼吸置いた。
「もう、里香のことはきっちり吹っ切れたから心配するなって言ってた」
「・・・・」