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兄の狂気
第3章 誘 惑







哲平くんに押され気味になってるあたしの身体は
若干仰け反ってて、ぱちぱちと瞬きを繰り返した。


えー…と?


これは一体、どういう…


はぁ、はぁ、と荒い息を吐いて
あたしを強く抱く哲平くんの身体は熱い。


「て、…っぺい、くん?」


突然だったこともあって、あたしの心臓はバックバク。


それからしばらく、あたし達はそのまま固まっていた。


お互い無言のままで、あたしは落ち着きつつある
哲平くんの吐息と心臓の音を聞いていて。


不意に、角を曲がってきた男の子が
あたし達をぎょっとした目で見て
横を通り過ぎていった。


ゆるゆるとあたしの身体を拘束していた
哲平くんの腕の力が緩み、ゆっくり離された。


「…っ、すみません」


「…う、うん…」


ぱちぱちと瞬きをして哲平くんを見上げると、
頭を掻いて笑顔を浮かべる哲平くん。


「やー…俺、傘忘れちゃって。
翔太、男と相合い傘なんか嫌だーつって先帰っちゃうし。
瞳さんいないかなってLINEしたら
返してくれたから…興奮しちゃいました」


哲平くん…耳、赤い。


可愛いなぁ…


…あ。


そういえば…


あたし、哲平くんに告白されたんだっけ…


哲平くんと付き合ったら、楽しいだろうなぁ。


ただでさえ一緒にいて楽しいんだもん、
付き合うってなったら…


手を繋いで、寄り添って、抱き合って、キスして。


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