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兄の狂気
第5章 愛 欲







吸ったり甘噛みされたり舐め回されたり。


「ほら…すげー勃ってきましたよ?」


「いやぁ、ん…っ!」


言葉攻めされたり…


さまざまな方法で高められ、涙が溢れる。


「…今まですっげー我慢してきたんですよ」


「…っ、…?」


「俺…あなたを追いかけてサークル入ったんです。
あなたに見て貰いたくていろいろ頑張って…
一緒に行動するようになるまで近付いて、
そしたら更に欲が出て…
瞳さん自身がほしくなった。すごく…他の何よりも」


「…!」


「何度だって言います。
瞳さんが俺のものになってくれるまで…」


「な、…っに」


「瞳さん。あなたが好きです。
…大好きです」


「あっ…」


それからあたしは哲平くんに、何度も


「好きです」


と囁かれながら愛撫され続けた。


肌に触れるか触れないかのところを
執拗に愛撫して、高められて…


「やっ…はぁ、…も、…っんん」


身体を快楽が支配して、涙が溢れる。


「う、…っ、はぁ」


「…瞳さん」


「ぁ、…っ?」


あたしの名を呼んだ哲平くんを、
顔を隠した腕の隙間から見つめる。


「俺を求めてください」


真っ暗な部屋。


月明かりに照らされる哲平くんの表情は
とても大人っぽくて色っぽい。


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