この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
まのめのロイン
第10章 眼

 一冊の本へと戻る。
 催眠書「ロインとノベル」の姿に。

 俺もまた戻る。
 ロインの。
 奴の左眼に。

 閉ざされた部屋の中で、ベッドの上に眠る少女を見おろしながら、悲しみの表情を浮かべた男は砂の様に崩れ始めていた。

 風のない室内で、くずれ零れたその体を風にのせて。
 塵と消え、再びどこかへと流れていく。

 答えは今回も見つからなかった。

 絶望に、崩れる手の平を見つめる仕草でそれはわかる。

/265ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ