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彼色に染まってく…
第7章 新しい生活
『あーあ…全然問題
解けないままだね…

こんなのおばさんに
見せらんないな~』


呼吸が荒くなって、
涙目になっている私に

佑貴は意地悪そうに
言った。



『ハァ…ごめ…なさ…
ハァ…ハァ…ど…しよ…』


『もう一度だけ…
チャンスあげようか?

麻由莉…どうする?』


『お…ねが…い…』


『いいよ。

じゃあ、残りの問題
5分以内に全部解いて


正解の数だけ、ご褒美
あげるね!


そのかわり…


お仕置きはミスの数の
3倍だからね?』


『え?さ、3…倍?』


『そりゃそうだよ。

麻由莉はまだ
お仕置きを、一度も

クリアできてないん
だからね?



だけどさ…
よく考えてみてよ。

もし全問正解だったら

お仕置きが全部チャラ
になる上に、ご褒美が
いっぱい貰えるんだよ



俺だって…
お仕置きよりも

ご褒美いっぱい
あげたいんだけどな…


まあ…
麻由莉が嫌なら別に』


『やる!お願い…
やらせて…』


そして、問題を全部
やり終えると

佑貴が採点する…


『う~ん…
全問正解じゃないけど

かなり頑張ったね?

約束通り…
ご褒美あげるね?


麻由莉、こっち向いて
じっとしてるんだよ』




佑貴は
私を正面に座らせると


両手を

私の肩にのせた。


『正解数は8問だから
8回してあげるね…』


佑貴の唇が
私の顔に近づく…


私はドキドキしながら

さっきの感覚を
思い出し

早くして欲しくて
ウズウズしていた…


『麻由莉…

もうトロンとなってる

いやらしい子だね…』


顔がギリギリまで
近付いた時

佑貴がそっと囁いた。


その言葉だけでも
とろけてしまいそう…


佑貴の唇が
私の頬に優しく触れた


ゆっくりと
顔中を唇で愛撫される


おでこ…ほっぺた…
目…鼻…顎…

そして、首筋にまで…

とろけるような…
優しいキス…


『あ…ゆう…き…』


気持ちよくて
思わず吐息が洩れる…


もっと…して欲しい…


でも、一番して欲しい
部分には

その唇は
決して触れない…


お願い…佑貴…


私はもう、限界だった


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