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十字路の上で
第3章 友情と愛情

愛情と友情。
バーでの颯太の言葉が蘇る。

どちらもなくても身体は満たされる。


あたしは他の男に突かれながら目を閉じて彼…

裕貴に抱かれている。


腰の動きが早くなりガンガンと容赦なく打ち付けられ、たぷたぷと乳房が揺れる。


あぁ…

裕貴…

あぁ…

感じる…

あぁ…


嘘で心を満たす。


グッと最奥に押し付けるとスキン越しに放たれたのを感じた。


「ハァ…ハァ…ハァ…」


ズルンっとペニスが引き抜かれる。

暗闇の中で、妄想の余韻に浸る。

ゆっくり目をあけると、余韻など感じさせずあっさりとあたしから離れてベッドの端に腰掛けている内田。


「良かったよ」


スキンの端を結び、ポイッとゴミ箱に投げ捨てるとこちらを振り返りいつもの笑みを浮かべた。


「シャワー浴びてくるよ。一緒に行く?」


あたしは静かに首を振る。

内田は「それじゃお先に」とバスルームへ向かった。

横たわったまま、ぼんやりと所々に鏡が施された広い天井を見上げる。
さっきまで身体の中にいた人を、ここまで何とも思えない自分に笑えた。


嘘で満たした心が、あっという間に空っぽになる。


綺麗に見せかけて、欲望が吐き出されるこの場所が不潔に感じて嫌いだった。

息が詰まるような閉塞感、カラカラに乾いた、偽物みたいな空気が嫌いだった。

場所は違えどどこも同じで、嫌悪感が変わることはない。
それなのに、あたしは頻繁にこの空間にいる。


…だめ。

こんなことを考えられるうちはだめ。


気怠い体を起こして、ズラされて中途半端なブラジャーをとり、自分から出た愛液で汚れたショーツを脱ぐと、バスルームへ向かう。

扉をあけると、頭からシャワーを浴びいていた内田が振り返り、水が滴る前髪をかきあげてニコリと笑った。


「まだ足りない?」


腕を引かれ、一緒にシャワーに打たれながら引き寄せられるまま激しく舌を絡ませる。

もっと…

もっと…

何も考えられなくなるまで…。

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