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十字路の上で
第3章 友情と愛情

唇を重ねながら内田の手があたしの肩から背中を何度も上下に撫でていく。
その両手が腰へと這うように下がり、今度はお尻を掴むように撫で回す。


「…んン…」


体のラインに沿ってお湯が流れていく。


片方の手が腰から前に上がり乳房を掴む。
形が変わるほど強く揉まれ、あたしは痛みに眉をしかめた。

その勢いであたしの身体を壁に押し付ると、左膝をぐっと持ち上げ秘部に手を添える。


「…あっ」


指先がゆっくりと花弁を左右に開き、割れ目を上下する。
そこからお湯ではない滑りの良い液体が滴る。


「あぁ…ハァ…ハァ…」


沈められる指を抵抗なく呑み込んで行く。

あぁ…

グチュ…グチュ…クチュ…ジュボ…

腰が揺れる。


内田が前に屈みこんで、中を擦りながら足の付け根をねっとりと舐め回す。


「…どう?」

「ン、ン、んあッ…ハァ…ハァ…あぁッ…ハァ…」

「感じる?」


下に目をやると、あたしを見ながら片膝を高く押し上げられて惜しげなく開かれた蜜壷に舌を伸ばして舐めようとする内田が見えた。

慌てて目を閉じる。


「あぁ…っ」


裕貴…

裕貴…


舌先で花弁を開き、蕾を上下左右に動かして刺激する。
中の1番敏感な所を擦られ、ビクビクと指を締め付ける。

あたしの身体がシャワーとは違う飛沫をあげた。


「アッ、アッ、ん、アッ、アッ…あぁッ…」

「見かけによらずほんとエロいよね」


そう言うと内田は2人の体をサッとシャワーで流し、あたしの腕を掴んでバスルームから出た。
体を拭くのもそこそこにベッドに放るように押し倒される。

手早くスキンをつけると、あたしをうつ伏せにして腰を掴み持ち上げ、大きくそそり立つものをズブズブとあたしの中に躊躇なく押し入れる。

後背位は好きだった。
裕貴に抱かれているいう妄想にすがり付いていられるから。
シーツを握りしめて何も考えず快感に溺れる。


だから、あたしは気付かない。

後ろから容赦なく突き刺しこちらを見下ろす内田が、ひどく冷たい目をしているということに。


このときはまだ、なんにも気付いていなかったんだ…。


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