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冷たい夜の公園
第5章 [05]2日目

◇◆佑Side◆◇
今日も、俺は葵と待ち合わせていた。
この前と同じベンチで葵を待つ。
寒くて早く家に帰りたかったが、
葵に会いたいという気持ちがそれに勝っていた。
「お待たせっ」
急いできたのだろうか、少し息を切らした葵が隣に座る。
短いスカートから見える太ももに、自分自身が少し反応している。
「お疲れ様」
「ありがとう、佑くんもねっ」
この前から、俺達は名前で呼び合おうと約束した。
未だに慣れないが、やっぱり嬉しい。
「どうする?」
「ちゅー…しよ?」
見つめてくる葵の肩を、
迷わずつかんだ。

