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冷たい夜の公園
第6章 Kiss Kiss Kiss

◇◆葵Side◆◇
「じゃあ…ちゅーしよ?」
「うん」
相変わらず『うん』としか言わないんだから。
心の中で悪態をつく。
佑と触れ合うたびに、私は佑の虜になっていた。
薄い唇も、
筋肉質な腕も、
誰もがかっこいいと口にする顔も、
やる気のない目も、
声変わりしたばかりの声も、
すべてが私の心をくすぐる。
キスをしようだなんて言うのに、
どれだけ恥ずかしいことだろうか。
でも、触れたくて仕方ない。
いっそのこと、自分のものにしてしまいたい。
私の肩に手を置いて顔を近づける君に、
私がどれだけ、ときめいてるか…
君は知ってる?
◇◆
「じゃあ…ちゅーしよ?」
「うん」
相変わらず『うん』としか言わないんだから。
心の中で悪態をつく。
佑と触れ合うたびに、私は佑の虜になっていた。
薄い唇も、
筋肉質な腕も、
誰もがかっこいいと口にする顔も、
やる気のない目も、
声変わりしたばかりの声も、
すべてが私の心をくすぐる。
キスをしようだなんて言うのに、
どれだけ恥ずかしいことだろうか。
でも、触れたくて仕方ない。
いっそのこと、自分のものにしてしまいたい。
私の肩に手を置いて顔を近づける君に、
私がどれだけ、ときめいてるか…
君は知ってる?
◇◆

