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第14章 噂

―隆介side―

テニスの全国試合でしばらく学校を休んだ。
最近志穂とうまくいってない。
志穂も志穂で家庭の事情で実家に戻ったりして
俺も全国大会だから朝練、部活終わりに地元の体育館で
閉館までテニスに打ち込んでいた。

〝志穂に会いたいな…〟

試合は全国3位の結果で幕を閉じた。
俺は1位を狙っていたが上には上が居る。
高1の時中学生の試合を見に行った時、
志穂のテニスをしている姿が未だに目に浮かぶ。
あの迫力のある試合は中学生のlevelじゃなかった。
そして俺は一目惚れをしていた。
試合後、俺は志穂を探し見付けて声をかけた。
その時に言われた
『最後の試合』
もぉ志穂はテニスを辞めると少し寂しそうな顔をして言った。

数週間後、俺は志穂と付き合った。
理由がどうであれ側に居てもらいたかった…