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第14章 噂

高校生活を過ごして行く内に
志穂との距離に気付いた。
学祭も…折角夜一緒に過ごす予定だったのに…
それから俺はテニスの試合でいっぱいだった。

その時だった。
後輩の泰基に声をかけられ
｢志穂と付き合ってんだね｣

その言葉に反応した。

〝コイツ志穂の事狙ってる〟

俺の勘は正しいと思った。男の勘て奴だな。
でも俺はコイツだけには志穂を譲らない。
むしろ絶対に別れるもんか！と強く思った。

試合も終わったし。
暫くは志穂との時間を大事にしよう。

そして一緒に帰る約束をした。



―隆介side、end―