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深海のパンツァー
第12章 10-相見えるリヴァイアサンとジャスティス改
ピストル自殺を図った父が死ぬ気で完成させたリヴァイアサン―-
父の机にあったメモには『リヴァイアサンよ―-世界中の女性が不安と悲しみに瞳を揺らさすように』と記してあった。

最後に、本能的に自身の思いを記したのだろうか?
そして息子や妻でなく、リヴァイアサンに遺言のようなメモを残すなんて―-

「何で『瞳を揺らさぬように』だったんだろう?『泣かないように』のほうが―-」

「え?」

レオンハルトの思わぬ呟きにゲイツが驚く。

「あ、あ……ああ、では警戒……よろしくな」

レオンハルトは苦笑し、艦内に降りていく。



しばらくしてから甲板にいた最後の乗員もハッチからラッタルを降り、艦内に戻っていった。
酸素供給のため開けたままのハッチは内側からは簡易に空けられるが、外からだと時間を要する造りである。
これはリヴァイアサンの強度を保つためだ。

リヴァイアサンは、ある部分だけ被弾を想定している。それは艦橋と甲板だ。
浮上中に露出するこの部分だけは高い強度で覆われている。
そして機銃は潜水する時間を稼ぐため、対空砲を駆使し抵抗を試みる。

潜水するリヴァイアサンを攻撃する術はない。
だが、その際に犠牲となるのが機銃要員だ。

もしも艦橋や甲板に穴でも開いてしまえば、潜闘艦はたちまち浸水してしまう。
敵が現れれば、速やかに見張りを務める機銃要員が報告し命を賭して時間を稼ぐのだ。



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